プロフィール

Author:新板橋クリニック
平成18年4月1日東京都板橋区、都営地下鉄三田線新板橋駅より徒歩1分に、清水公一を院長として、新板橋クリニックを開設いたしました。
消化器・胃腸科、外科を中心に、一般内科、肛門科を診療いたします。生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症など)の診療を行い、身近なかかりつけ医(ホームドクター)として、また予防医学にも力を入れ、温かくわかり易い診療で近隣の皆さん方のお役に立てるように努力して参りたいと思っております。
がん治療(早期発見・診断、手術、化学療法、緩和医療)に長く従事していたことから、がん集学的治療を行う腫瘍センター(オンコロジーセンター)を併設いたしました。
また人間ドック、消化器がん専門ドックなどにも力をいれております。
検査設備としては、上部内視鏡検査(咽頭・喉頭・食道・胃・十二指腸)及び下部内視鏡検査(大腸)(いわゆる胃カメラ・大腸カメラ)、レントゲン透視、超音波検査(エコー検査)、心電図等充実させております。
院長や医師の豊富な経験をもとに、近年ご要望の多いセカンドオピニオン等のがん医療相談も予約制で行っておりますのでご相談ください。

医療理念

医者と患者という人間同士が、健康・病気を相談しながら共同で診ていくことを目指します。人を思いやり、安心と満足をもたらし、心身共に幸せにできる医療を目指して行きたいと思っています。

新板橋クリニック

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慢性閉塞性肺疾患(COPD)について
新板橋クリニック

 長引く咳
 黄色い痰がでる
 動いたときに息切れがする
ということはありませんか?

慢性閉塞性肺疾患(COPD)かもしれません。

「慢性閉塞性肺疾患」は、COPDと呼ばれます。最大の原因は喫煙で、患者の90%以上は喫煙者で、長年にわたる喫煙が大きく影響し、「肺の生活習慣病」とも言われています。喫煙以外にも、大気汚染や職業的な塵埃や化学物質も原因になることがあります。
日本では40歳以上の8.5%、COPDの潜在患者は530万人以上と推測されていますが、治療を受けているのは、そのうち5%未満といわれています。ほとんどの方がCOPDであることに気がついていないのです。
「階段の上り下りがキツイ」、「咳や痰が多くなった」などといった身体の変化を、年齢のせいと思っていませんか?同世代の方と比べて、変化が大きい場合は、すぐ医師に相談しましょう。

□ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
COPDは、Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの略で、「慢性閉塞性肺疾患」と呼ばれます。咳や痰、息切れなどが主な症状で、「慢性気管支炎」と「慢性肺気腫」のどちらか、または両方によって肺への空気の流れが悪くなる病気です。悪化して肺が壊れてしまうと修復できなくなってしまいます。

□ ゆっくり進行していきます
COPDには、頑固な咳や痰が続き気管支が狭くなる「慢性気管支炎」と、肺の組織が破壊されて息切れや呼吸困難を起こす「慢性肺気腫」が含まれています。どちらも初期には自覚症状がほとんどない場合が多く、ゆっくりと進行してしだいに重症になっていきます。
タバコなどの有害な粒子やガスを吸い続けると、肺が傷ついた状態が続きます。咳や痰はこの段階からみられる症状です。炎症が長く続くと、痰が増えて気管支が細くなったり、肺胞の壁が壊れて弾力がなくなり、空気の出し入れがしにくくなります。肺への空気の流れが悪くなり、呼吸がしにくくなって、運動時に息切れを感じるようになります。呼吸機能の低下が進んで通常の呼吸では十分な酸素を得られなくなると、酸素吸入療法なしには日常生活が送れなくなってしまいます。受診するころには、すでに肺胞の破壊が進んでいるケースがほとんどです。一度壊れた肺胞は、もとに戻ることはありません。できるだけ早く治療を開始し、酸素吸入療法を必要としないようにすることが大切です。

□ COPDの原因
COPDの原因は、喫煙が最も大きく関与すると考えられています。喫煙のために正常な肺組織が破壊され、元に戻らなくなる病気です。喫煙量が多く長ければ、それだけCOPDを発症する確立が高くなります。現時点ではCOPDになる確率は喫煙者全体の10~20%程度と考えられています。自覚症状が出るのは、かなり病気が進んだ時期であり、50代後半から60代になってからの場合が多くなります。また、以前は男性に多いと考えられていましたが、最近の研究では、同じ喫煙量であれば、むしろ女性の方がかかりやすいと報告されています。
タバコを吸わない人でも、5%弱の人がCOPDにかかっています。これは、副流煙による「受動喫煙」によるものが大半です。副流煙には喫煙者が吸う主流煙よりも発ガン物質をはじめとする有害物質が多く含まれています。喫煙者が近くにいる人は、タバコを吸わなくても喫煙者と同等か、それ以上の有害物質を吸い込んでいるのです。家族がヘビースモーカーだったり、分煙されていない職場で仕事をしている人は、COPDにかかる危険性が高まります。
COPDを防ぐには、なるべく早い時期に喫煙をやめるのが一番です。禁煙により肺機能障害の進行はある程度抑えられます。しかしながら、禁煙後も心配ないというわけにはいきません。喫煙年数が長いと、加齢とともに肺機能が低下し、COPDを発症してしまうことがあります。

□ COPDの治療
長時間作用型気管支薬の登場で、COPDは「治療可能な疾患」になってきました。効果が高く、副作用も少ない吸入抗コリン薬、最大効果はやや劣りますが立ち上がりの早い吸入型β2刺激薬などを、重症度に応じて使用します。増悪を繰り返す場合には、吸入ステロイドの使用も検討します。

COPDの治療目標は病気の進行をくい止めて、QOL(quality of life:生活の質)を改善し、少しでも健康的な生活が送れるようにすることです。 COPDでは気管支が収縮し、呼吸が苦しくなります。このため、気管支を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬が薬物治療の中心となります。その他、たんをとる去痰薬、せきを止める鎮咳薬、感染症を防ぐ抗生物質や、増悪を繰り返す場合には吸入ステロイド薬を使用することもあります。

薬物療法

短時間作用性抗コリン薬および短時間作用性β2刺激薬

短時間作用型の気管支拡張薬は運動時や入浴時など日常生活での呼吸困難の予防に有効です。気管支を拡げる作用は抗コリン薬の方が強く、気管支を拡げる速度はβ2刺激薬の方が速いです。

長時間作用性抗コリン薬
COPD患者さんで最も効果を示す気管支拡張薬と考えられています。長期間使用しても効果が弱まることがありません。長時間作用性抗コリン薬は、1回の吸入で作用が24時間持続し、1秒量や努力肺活量の改善効果が翌朝まで認められます。長期的には、気流閉塞の進行や死亡率を抑制する可能性が報告されています。一方、前立腺肥大患者さんで尿閉を起こしたり、緑内障を悪化させることがあります。

長時間作用性β2刺激薬
β2-アドレナリン受容体を刺激することで気道平滑筋に働き気道を拡張します。吸入型の長時間作用性β2刺激薬は1回の吸入で作用が12時間持続し、長期間使用しても効果の減弱を認めません。わが国では、服薬コンプライアンスが悪い場合は貼付型のβ2刺激薬の使用が期待されています。

メチルキサンチン類
一般的に1秒量の改善効果は吸入の気管支拡張薬より小さいとされますが、末梢気道の拡張作用や呼吸筋力の増強作用が報告されています。また、低用量テオフィリンは気道の炎症細胞を減少させることが示されています。

吸入ステロイド薬
1秒量が予測値の50%未満で増悪回数が多い患者さんでは、増悪回数を減らしQOLを改善します。

長期間作用性β2刺激薬と吸入用ステロイド配合薬
長期間作用性β2刺激薬 / 吸入用ステロイド配合薬は、それぞれ単剤で使用するよりもCOPD患者さんの呼吸機能や運動耐性能、呼吸困難感を改善し、増悪頻度も減少させます。長期的には気流閉塞の進行を抑制する可能性が報告されています。

喀痰調整薬
COPDの増悪頻度と増悪期間を減少させることが示されています。

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テーマ:健康 - ジャンル:ヘルス・ダイエット